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【夏撮】眩しい太陽や青い海がなくたってデキる![海撮影×曇り空]でも失敗しない撮影術

「写真を撮るなら可愛く撮りたい!」そんな願望に応える”超初心者向け”撮影講座!第26回は海撮影での曇り空遭遇時の「最善の策」を学んでいきましょう♪
model よるる(@555yoru) photo 山本哲也 edit スモールパッケージ ※許可を得て撮影しています

曇り空だって海撮影を諦めるのはまだ早い!

 屋外ロケで一番の不安材料が天気。せっかくのロケーションも天気あってのもの。今回のように海での撮影ならば天気は欠かせない条件のひとつだろう。しかし、太陽が全く見えない曇り空だからといって諦める必要はない。リカバリーする方法もあるし、曇り空の海でしか撮れない写真だってあるのだ。
 朝の日の出の時間帯を狙ってビーチへ繰り出し、時間経過とともに変化する海ポートレートを撮ってきた。下の写真は日の出直後に日中シンクロで撮影。

日の出を待って光で水辺を輝かせる

打ち寄せた波が浜辺に水の鏡を作り出し、光を反射して幻想的な写真に!

曇り空でも大丈夫!肌感をキレイに撮れる

曇りの良さを見つけよう!太陽がないときはしっとりとした美肌に撮りやすい。

シャッタースピード:1/200秒 絞り値:F14.0 焦点距離:24mm ISO感度:1250


▲曇り空のせいもあって、ストロボの光が無いと日の出直後の海はまだまだ薄暗い…。

日の出前から「海岸」の時間経過を見る。ストロボ1灯だけでも撮れる!

 海で撮影するとき、撮りたい写真によって撮影する時間帯が違ってくる。それは太陽の位置によって海の表情が大きく変わってしまうから。今回は太陽の位置が低い、日の出時間をメインに撮影を行った。日の出前の海岸は真っ暗…。用意したストロボ1灯では被写体を照らすのがやっとといったところ。明るくなってからは地明かりでも十分に撮影可能。ストロボで逆光にして被写体を浮き出させて撮影した。

日の出1時間前


懐中電灯は必須。怖いくらいの漆黒の海。安全に留意しよう。

日の出


▲日の出のタイミングは曇り空でも空が青い。

日の出5分後


▲日の出から短時間で一気に明るくなっていく。

日の出30分後


▲30分もすると暗さを感じない程度に明るい。

ストロボ設置図

上記の写真は全てストロボ1灯だけで撮影。日の出前は真っ暗なので被写体にストロボの光を直射している。光が反射するものも無いので、暗闇に被写体だけ明るく浮かび上がった状態だ。「日の出」以降の3枚は上の図のようにストロボで逆光を作りって撮影した。日の出直後は被写体が暗いが、時間経過とともに明るくなっていくのが分かる。

太陽が出る時間や位置を把握しよう!

 屋外での撮影は太陽からの光が頼りなので、良い光の時間帯や太陽の位置・角度を把握しておく必要がある。特に海での撮影は、場所によって狙った写真が撮れない…なんてこともあるので注意が必要。夏らしい青い空と海を撮りたいときは、海に向かって順光やトップライトがおすすめ。逆光では青い海は撮りにくいので気をつけよう。水面のキラめきを撮りたいときは太陽が低い位置にある時間帯を狙うといい。今回の撮影場所の九十九里海岸のような東向きの向きの海なら朝、逆に西向きの海なら夕方の時間帯がベスト。


▲撮影時の日の出時間は4時30分。4時前にビーチに行くと漆黒の海が広がっていた。

曇り空の海のリカバリー撮影。絞りを解放してほんわりと光に包まれた1枚に!

 晴天に比べて曇り空だと圧倒的に光量が足りないのは事実。空や海はどんよりとグレーがかっていて決して美しいとは言えない…。しかし光が弱い分、濃い影ができにくく、顔や肌が柔らかい光でキレイに撮れる利点もある。せっかくの海撮影なのに曇り空に当たってしまった場合は、背景が飛ぶくらい絞りを明るく設定し、ふんわりとした光の写真に仕上げてリカバリーしよう。


▲季節感を感じさせない透明感のある写真が撮れるのは、曇り空が背景の海や空を白くしてくれているおかげなのだ。
シャッタースピード:1/400秒 絞り値:F2.5 焦点距離:85mm ISO感度:1250

▲海は太陽を遮るものがないので、曇り空とはいえ意外と明るい。フラットで弱い自然光だからこそ撮れる写真にチャレンジしてみて。

海撮影の基本の3分割構図を意識して「海らしい写真」を撮ってみよう!

夏の海を撮る場合、構図の中におさめたい背景要素が「空」「海」「砂浜」の3つ。どれかひとつが欠けても海らしい写真には仕上がりにくい。こ3つのバランスを変えながら色々試してみよう。

▲曇り空で分かりにくいが、空を広くした構図(左)と、砂浜を広くした構図(右)。空を広くする場合はジャンプするポーズなどで元気良く、砂浜が広い場合は、寝そべるポーズなどで写真表現の幅を広げてみよう。

日本でも撮れる!砂浜だからこそ「ウユニ塩湖岸」的な1枚を狙う


 打ち寄せた波が引いていくとき、砂浜に残った浅い海水が鏡のように反射してくれる瞬間を撮ってみよう。太陽が海面を照らしてくれる時間帯を狙うと撮りやすい。今回の撮影場所は、東向きの海岸なので、早朝がベストのタイミングだ。気をつけるポイントとしては、鏡のようにしたい場所はできるだけ平らにキープしておくこと。被写体の足跡も波で消えるまで辛抱強く待ってから撮影すれば右のような写真に!
▲シャッタースピード:1/125秒 絞り値:F4.5 焦点距離:24mm ISO感度:800

波と太陽のタイミングを図る


写真のように波があると鏡のように反射しない。


この写真のように太陽の光が差し込むポイントを狙うのと砂浜の輝きが分かりやすい。

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