コスプレ撮影

真似してストロボ

【マネしてコス写真】バトル風・自然光ストロボ攻略法

ストロボを使えばスタジオ撮影でも自然光のような光で撮影できる。今回は『呪術廻戦』の乙骨憂太のコスプレをお手本に作風に合う、ライティングを伝授。これを読めば写真の再現が可能。今回の写真のテーマは…

・眼光が印象的なバストアップ写真
・動きのあるバトル写真
・朝日のライティング
・街灯トップライト
・高い窓から入る自然光 ・色を削り取る これらの写真イメージを真似するだけでイメージ通りの写真が撮影することができるはずだ。 photo & text 涼子(@ryoko_camera)  
ハコスタジアム東京、コセット池袋本店、アコスタなどでカメラマンサービスや宣材写真の撮影を担当。Twitterでのライティングレシピツイートが人気。
model まるん @rugootkm

眼光が印象的なバストアップ写真の撮り方

真似してストロボ


真似してストロボ配置

ストロボ配置図

A→人物の顔に当てるメイン光のストロボ。顔半分が影になるように、サイドから当てる。今回は光が硬くなりすぎないように大き目のアンブレラを使用したが、手持ちのものでOK。
B→斜め後ろから、右のウィッグ・肩・頬にハイライトを入れるストロボ。メイン光と違って綺麗な色になりすぎず元からある環境光の雰囲気を出すため、オレンジのフィルターをつけた。こちらも光が固くならないようにソフトボックスを付けて、街灯のイメージで高めの位置から当てる。
C→背景が真っ暗に落ちてしまうので、アクセントになるよう赤いフィルターをつけたストロボを当てた。スポット光を調節できる機材を使用したが、Bの後ろの位置に移動して、カポックなどで光を切ることで作ることも可能。



カメラ設定
85mm
f/1.4
SS 1/200
ISO 400

動きのあるバトル写真を撮る

真似してストロボ
真似してストロボ配置

ストロボ配置図

動きを出すための下準備としてブースの電気を消し、Bの定常光で、右半身のみが照らされて他の部分は真っ暗になるようなカメラ設定にする。
A→人物のメイン光。顔から手前に出した手までカバーできるように大きめのソフトボックスにグリッドをつける。
B→背景から、オレンジのフィルターを付けた定常光を後頭部から身体側面に向けて当てる。その際、顔には絶対光が回らないようにする。
C→背景にムラのある赤い光を当てているが、なくてもOK。シャッターを切ったら素早く右へカメラを振る。その時少しだけ右上に向けて振ると左下へ軌跡が伸びるので好みの角度になるように調整する。

カメラ設定
28mm
f/5
SS 0.5
ISO 100

朝日のライティング

真似してストロボ
真似してストロボ配置

ストロボ配置図

A.B→画角ギリギリのところから、トランスルーセントアンブレラを2灯横向きに当てることで、横からの柔らかい光を作る。
C→カメラの方を向けて発光して、白っぽくフレアを起こす。

真似してストロボ
カメラ設定
85mm
f/2.8
SS 1/250
ISO 125

街灯トップライト

真似してストロボ

真似してストロボ配置

ストロボ配置図

BOXの上にしゃがみ、トタンやフェンスなどを重ねてBOXを隠す。アオリで撮影するため、脚立を使い、かなり高いところにクリップでオレンジフィルターをつけたストロボを付ける。地面スレスレからアオリで撮影する。


カメラ設定
24mm
f/5.6
SS 1/250
ISO 160

高い窓から入る自然光

真似してストロボ

真似してストロボ配置

ストロボ配置図

日中ではあるが暗がりの中、高い位置の窓から光が入っているという雰囲気を作った。
スタジオの監獄ブースで、監獄奥の高い位置にクリップでストロボを設置、檻の影をつけるために、ストロボにはなにも付けず直射。
数枚撮影してみて理想の影が入るところで、被写体の立ち位置や顔の角度を決める。
カメラ設定のこだわりとして、ストロボ光とのコントラストがはっきりするくらい暗めにしておくが、非常誘導灯の緑がしっかり写る程度の数値に設定する。


真似してストロボ

上段の柵からストロボを設置する

普通に撮影するとこんな感じ…

真似してストロボ

イメージをなにも考えずに撮ってしまうとこんな感じに。図のように左右から均等にストロボを当てることで被写体の顔も衣装も背景も全体が綺麗に写っているが、どんなシーンなのかイメージが湧きにくく、作品としてのコンセプトを感じない。


ストロボ配置図

ストロボの色を削り取る

真似してストロボ
真似してストロボ配置

ストロボ配置図

被写体の後ろ、高めの位置に赤いフィルターをつけたストロボを直射。カメラにソフトフィルターをかけることで、全体がふわっと赤くなる。
色は暗いところにしか入らないため、白飛びしないギリギリの光量で、目元と口元のラインの赤を削り取るイメージで顔にストロボを当てる。今回はスポット光を作る機材を使用しているが、カポックや板や布など、光を透過しないもので遮ってスリットの光を作ることも可能。


真似してストロボ

カメラ設定
70mm
f/2.8
SS 1/160
ISO 200

まとめ

人物を照らすだけではないストロボ。この通りにストロボを設置すれば、きっと近いイメージの写真が撮影できるはず。ぜひ試してみてほしい!

今回使ったスタジオ『ハコスタジアム東京』
コスプレイヤーやカメラマンのためのシェアスタジオ。ナイトラウンジ、バックストリート、ヨーロピアンアンティーク部屋など常に40種類以上の部屋やセットが組まれており、カメラ初心者でもクオリティの高い写真を撮ることができる。
https://hacostadium.com/tokyo/

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